Vol.10 / 黎明(れいめい)期を支えてくれた、社員の入社

創業から3年が経った2014年初頭、私はこう思いました。「社業を発展させるには、今の状況を打破しなければ!」と。
その時の状況は、前号でもお伝えしたように「社員の入退社を繰り返す」状態でした。

何とかしなければと焦る一方で、何が問題なのか抜本的な原因を把握できておらず、そんな中「とにかく環境を変えよう!」と考え、DIYでオフィスを改装し、新たに社員を雇用しました。

このとき入社してくれたSさんは、店舗設計の基盤を築いてくれ、もう一人入社したジュンさんは、10年経った今でも森山番頭とともにKNOTを支え続けてくれています。
今振り返ると、この時に入社してくれた二人が働き続けてくれたのは“たまたま”で、本当はオフィス改装よりも先に取り組むべきことが山ほどありました。

自分自身の考え方や社員への思いやりの欠如に気づくこと、雇用条件の見直しや福利厚生の充実、この会社で働くことで描ける未来のビジョンを明確化すること——これらが本当に必要だったのです。
しかし、それに気づくのはまだ先の話になります。

この文章を書きながら、怠慢だった当時の経営状況にゾッとすると同時に、今も支えてくれる森山番頭やジュンさんには感謝の念しかありません。

毎回この「KNOTSTORY」を書くたびに、社員への感謝を再認識するとともに、より良い会社を目指そうという決意が固まります。

それでは、また次の思い出でお会いしましょう。

オカダユウ

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