以前にお伝えした、森山番頭が救世主として入社してくれた2011年から2013年までの間、新入社員が入社しては退社するということを繰り返す事態に陥っていました。
当時の私は「なぜ人が定着しないんだ!」と憤るばかりでしたが、今振り返ると、その原因がよく分かります。
現在は明確な理念やビジョンを掲げ、雇用契約を結び、社員と約束を交わせる環境が整っています。
その今だからこそ、当時の状況を振り返り、「そりゃ退社するのも当然だ」という一言です。
当時の私は、社員採用時に自分の夢を語り合い、お互いにワクワクしていたのですが、しかしその夢には明確な「期限」も「計画」もなく、ただの絵空事でした。
社員からすれば、社長が大きな夢を語るものの、その夢が具体的にどう実現するのか、そして自分がこの会社でどんな未来を描けるのかが全く見えなかったのです。
今振り返ると、社員にとっては真っ暗闇だったのだと痛感しています。
「人・企業・社会の未来を創り、働きがいを生きがいに」
という理念を掲げた今だからこそ、社長の役割は、社員に未来への希望を具体的かつ明確に示すことだと気づくことが出来ました。
まだその道半ばですが、これからも社員やパートナーが「この会社に関わって良かった」と心から思える会社を目指していきます。
そして最後になりますが、どんな時も隣で支え続けてくれた森山番頭が今もいてくれるおかげで今があると、文章を書きながら噛み締めています。
それでは、また次の思い出でお会いしましょう。
オカダユウ